さくぞーシネトーク
sakuzo's cinema talk
007は二度死ぬ
YOU ONLY LIVE TWICE
(1967/英)
こんばんは。さくぞーシネトークです。
第1回は、『007は二度死ぬ』です。お相手は、うらんさんです。
うらんさん、こんばんは。
こんばんは。よろしくお願いします。
では始めましょう。
なぜこの映画にしたのかをまず説明しますね。
昔から『007』シリーズが好きで、最近ビデオ屋でDVDがずらーっと並んでるのを見たんですよ。
久々に見てみようってことで見直したらすっごくおもろしい。
私はさくぞーさんのお勧めで初めて見ました。
映画オタクとして、いつか見ようと思いつつなかなか機会がなかった。
いい機会を与えていただきまして。
ちなみにオースティン・パワーズは全部見てます。
オースティンは、007シリーズのパロディーやもんね。
世間ではそれが伝わってないような気がする。
元ネタを知らなくても単純に面白いもんね。
よくドクターイーブルの真似しました。
小指をアゴに付けて高笑い。
うん真似したくなるね、あれは。
映画俳優たちが出たがるのもわかる。
007シリーズには出ないのに、オースティンにいっぱい出たがる。
007シリーズにも出ればいいのに。
今でこそ007シリーズは下火だけど、当時はすごく人気があったらしいよ。
これは1967年作品。
公開が70年代に入ってからだとしてもまだ生まれてないぞ、私。
今回はシリーズ5作目にしてボンドが日本初上陸。
そうそう。
だから余計に身近でおもしろい。
最初から度肝を抜かれました。あの仕掛けベッドのシーン。
その構造もさることながら、ボンドの死んだフリ。
それから、アメリカの宇宙船を謎の宇宙船が『パクッ』て盗むんだよ。
『パクッ』って・・・食べられた!!
おいおい!うちの宇宙船に何するねん!
こんなことをするのはソ連やなって米ソが戦争の危機になってしまう。
単純すぎるんちゃうか。
それを阻止するためにイギリスの諜報部員007が登場!
冷戦構造ですね。
昔はそれでなんでも体裁整ったからね、いい時代だったよ。
でもさ、007ってひとりだよね。
世界規模の危機を1人で探るって自信過剰すぎだな。
それはいいねん。いつもそうやし。
敵がデカイ方がわかりやすいし。
あの当時の単純明快さが新鮮でいい。
潜水艦から人間魚雷で日本にやってくるんだよね。
無理あるだろー。
そのままどこかの浜に上陸してすぐに東京に現れる。
どうやって来とんねん!
人力車行き交う東京でいきなり相撲観戦。
なんと関取がスパイの連絡員。
無理に日本色を出さなくても・・・。
実はこの力士、相撲協会の理事長も務めた佐田の山さんだそうで。
へー、佐田の山か。って誰やねん。
今で言うと高見盛が連絡員ってとこかな。
めちゃめちゃ緊張してさらにロボコップ化するな、きっと。
話がそれた。
えーっと戻って、連絡員って言ってもさ周りに付き人とかいっぱいいるし、めっちゃ無防備やん。
ぜんぜん極秘の調査じゃないし。
だいたい、フツーにしてても国技館で浮きすぎ、目立ちすぎ。
東京でやってるってことは、1月か5月か9月だ。
服装とかから考えて9月だな。
そこまで細かく考えなくていいか?(笑)
さすが相撲好き!
その後、現地情報部員のヘンダーソンさんという人物に会うんだけど、ヘンダーソンさんはすぐに何者かに殺害される。
なんだか良くわからないけど、大里化学とかいう薬品会社が関与していることがわかる。
日本側の情報部員、タイガー田中に協力を要請。
あのヘンダーソンさんってあんまり意味なかったね。
あっと言う間の出番。
大里化学の社長室も変。畳2畳ほどの大きさで”大里”って書いてある。
誰に向けてアピールしとんねん。
さて、いよいよ丹波さんの登場。
結構英語うまいなあ。当時の丹波さんは格好よかった。
日本のスパイらしいけど、めっちゃ税金使いまくってる。
水着の女性をたくさんはべらせて風呂入るし、地下鉄をマイカーにしてしまうし。
ちょっと前の外務省より使ってるで。
なんと姫路城も個人所有。殿様かい!
レニー・ハーリンの 『カット・スロート・アイランド』っていう映画あったでしょ?
あの映画のコピー、「5分に一度罠がある」だったんだけど、
この映画、5分に1回くらいは「なんじゃそりゃ!?」ってツッコミ入れながら見てたよ。
あの、落とし穴に落っこちて、滑り台を滑り落ちてゆくカッコ悪いボンドの姿には、めまいすら覚えたよ。
そうそう。
当時はマジメに作ってたんやで、きっと。
今見るとコント風に見えるのが多いけど。
入浴シーンもオースティン・パワーズのパロディより笑えたと同時に、その潔いまでの間違った日本観、開いた口が塞がらないね。
あれも笑えた。
けど不思議と怒りがわいてこない。
そういや日本の男性には胸毛がないって言い切ってたよ、丹波さん。
ショーン・コネリーに比べて体格も貧弱だったな、丹波さん。
あと気になったのは、敵の車をでっかい磁石で持ち上げるシーン。
そのまま東京湾に捨てるって、極悪非道やん。
それ、「いつもの対応」だそうです。
アニメの世界だよ。映像化しちゃったよ。
このカーチェイス、背景に代々木体育館が見えるんだけど、山がありつつ、すぐ海に出られるロケーション。ってどこだよ。
この手のツッコミは切りがないか。
ちょっと見方を変えて、
007の楽しみといえば、やっぱりボンドガール。
うん、前半のボンドガールとして活躍してるのが、若林映子。
このひと小悪魔っぽくてキュート。
メイクも悪魔系でかわいいの。
言えるねー。
まんまとボンドも小悪魔の魅力にひっかかってるし。
でも小悪魔とのラブシーンもできずに、ある貨物船が怪しいってことで神戸の港に謎を解きに行く。
ボンドくん心残り。
そこで港の男たちと戦うんやけど、それがめちゃ日活風。
小林旭がギターかついで出てきそう。
「日活風」「小林旭」発言に歳の差を感じます、さくぞーさん。
うそ?俺も生で見たことないよ。
あくまでイメージ(笑)。
それでなんとかある島が怪しいってわかる。
なんだかんだ言いながら調査が進むところがすごい。
なんとその島が上海と神戸の間にある!
おいおいそれってどこやねん。めっちゃアバウトやん。
謎の島の撮影は、鹿児島の秋目浦ってところだそうですよ。
ここの島で地元の海女と偽装結婚し、自分も漁師になりきるわけだ。
それがぜんぜんなりきれてない!
どこから見ても外人やん。
猫背のボンドがかわいかったけど。
海女たちと合同結婚式を挙げるんやけど、自分の嫁はどんな人?って気にしてるボンドがおかしい。
1人目オバサン、2人目オバサン・・・。
見ている日本人の俺でもびっくりするぐらいオバサン。
チョットタナカサン、モットワカクテキレイナオンナノヒトイナカッタンデスカ?(ボンド談)
そこで2人目の日本人ボンドガール登場。
ほっとするボンドくん。
浜美枝、かわいいね。
やっぱり日本人にしてはスタイルもいいのね。
でも、メイキング見たら、タバコ吸ってる写真があって、それって役のイメージ壊れないかな?
ここに漁師を装った忍者がわらわらいるんだよね。
そうそう。
やっぱり日本=忍者なのかなー。フジヤマ、テンプラ、ニンジャ。
大里化学の貨物船の名前も「ニンポー」。
もうサムライが出てきても驚かないね。
丹波さんも思い切ってチョンマゲで出ればよかったかも。
それから敵のアジトも笑えるね。
なぜ部屋の中に池が?それになぜ橋が?
どう考えても端渡るのヤバそうやん。
お約束のピラニアが待ってる。
やっぱりオースティンだ・・・。
この橋、人が真ん中まで行った時に、足元のボタンを踏むと真ん中の部分がガタンっと落ちて、ピラニアの池に落とされる仕組み。
そう考えるとオースティン・パワーズってパロディでもなんでもないな。まんまじゃん。
いよいよアメリカの次の宇宙船の発射時間が近づいてきたぞ。時間がないぞ。
秘密基地の火山の河口へ単身乗り込むボンド。
この火山、阿蘇山でしょ?
日本もやりたいほう題されちゃってるな。気づけよ、日本政府!!
せっかく忍び込んだのに見つかってしまうボンド。
猫を抱いた敵のオジサンとご対面。
出てきたね、ドクター・イーブル!!そしてビグルスワースくん!!ミニ・ミーは出てきません。
あれ?
今思ったけど、日本人メイクはいつ落とした?
メイク落とさないと、敵のオジサンにボンドくんってわかってもらえへんで。
ただの漁師が迷い込んだって思われるで。
漁師だと思ってもらえれば、それも光栄だね。
ここで小道具が活きる!
タバコ銃!めっちゃ都合がええな。
俺も使ってみたい。
誰を撃つねん。
じゃ、阪神優勝で、浮き足立ったファンが暴徒化した際にはぜひ。
ナイスタイミングで丹波さん率いる忍者軍団がやってくる。
浜美枝は水着のままだ。サービスか!?
いよいよクライマックス!
火山の河口から降りてくる忍者部隊がまたショボイ。
なんかのっそりしてる。
コスチュームもダサい。
でも大挙してロープを下降して来るところなんかは、この当時はウケたんだろうね。
刀持って侵入するなよ。
どうしても日本風でやりたかったわけだ。
外人さんは拍手喝采やな。
忍者軍団は質より量!!
このへんから一気に展開速くなってるよなぁ。
けっこう丹波さんは扱い良いよね。ちゃんと活躍してる。必殺手裏剣で。
うん、出番も多いしね。
あーアメリカの宇宙船に悪のパクパク宇宙船がせまるー。ボンドは間に合うのかー。
なのにここで元祖ドクターイーブルが逃げてしまう。おいおいどこ行くねん。
次の作品のための準備でしょうか?わりと簡単に逃げられてる。
ちなみに本名はブロフェルドっていうらしい(プチ情報)。
残ったのは元祖イーブルの用心棒のムキムキくん。
いまいち個性はなかったけど、池のある部屋で対決だ。
あー結果が見えるよー。
せっかく作った池だから、何人かは犠牲にしとこう。
あー、やっぱりの展開。
ボンドったら「ボナペティ」とか言ってました。
ボナペティって何?
召し上がれ♪
うわー、めっちゃブラック。
でもそういうの好きやな。
ボンド君、なんとかギリギリでパクパク宇宙船を爆破。
秘密基地も爆発するぞ。逃げろー。
逃げろー。
ついに秘密基地が爆発!
火山も爆発してマグマも出てる。
おいおいやりすぎちゃうか。
話が大きすぎて、危うく納得させられちゃうとこだったよ。
派手さだけはすごいなぁ。
ボンドたちはボートで脱出。
忍者軍団も脱出。ボートがうじゃうじゃ。
あれ?あれだけあったボートがなくなって、ボンドと浜美枝だけ?
あっ!エッチなシーンで締めくくりやな。
くぅっ、いいなー、ショーン・コネリーとキスシーン。けっこう濃厚。
胸毛ボウボウが好きなのね。
そりゃあもう、日本人男性には胸毛ないんですから。
なんとボートの下から潜水艦が!おいおい日本の海ちゃうんか?
エッチな締めくくりをいつものように邪魔されてオシマイ。
はー、お腹いっぱい。
私はもうドクターイーブル出てきたあたりで実はお腹いっぱいだったよ。
やっぱりこれは「おバカ映画」って扱いになってしまうのか?
でも、音楽界のビートルズ然り、この作品がいろんな映画界に与えた影響は大きいよね。
間違った日本観も含めて。
大きい、大きい。
ある意味、スパイものの定番シリーズだからね。
スパイものの基本になってます。
さくぞーシネトーク おしまい


当時はすごい作品だったんでしょうね。
オマケ映像が残っていたのがビックリです。