2007年06月10日

大日本人

松本人志の怒りの鉄拳 ごっつ風

ネタバレあるよ。注意して読んでね。

松本はいろんなことに怒ってるんやな。怒りに笑いをちりばめて作った映画やな。
大日本人ってのは、政治家であったり、自衛隊であったり、「私」じゃない「公」の人たち。
他の日本人にとっては「私」のことが最優先だから、がんばってる大日本人を気にもかけないし、いなくなってほしいとさえ思ってる。自己中心的国民。
大日本人を雇う防衛庁もマスコミと国民に擦り寄って、顔色ばっかりうかがってる。自分がない流されやすい弱い国民。
大日本人自身は、私生活もあるのにそれらを犠牲にして「公」のために生きている。会社に命をかけるサラリーマン
みんな何かが狂ってる。松本はそこに怒りがわいてるのかなって思う。
あとわけのわからん外国人が日本にいっぱい来ていること(いろんな獣がやたら来る)、それに対してびびって対処できないこと(大日本人が逃げてしまう)。そのくせ失敗しても謝らない(童獣落っことし事件)。今の日本の現状と日本人の情けなさを憂いてるのかな。
最後の方の実写コントは、びっくりしたな。何でほんまもんの安っぽいコント?何でアメリカンヒーロー家族?連れて行かれて終わり?
「おしまい」が出た時は、あまりに驚いて口あけたままやったわ。
ちょっと時間がたって自分なりの解釈をしてみた。最初の方で「反米感情の教育」って出てきたけど、最後にアメリカ批判&アメリカにへーこらしてる日本に対して批判したのかな。実写コントにしたのは、アメリカにとっては敵を蹴散らすのは安っぽい日常的なことで、今までのCG場面は、びびり日本の慎重な対応を表現してたのかも。それとの対比でアメリカを実写コントにしたんやな。赤い獣も日本CG目線では怖かったのに、アメリカ目線ではマヌケなキグルミに映ってる。それをコテンパンに超暴力的に普通にやっつけるアメリカンヒーローたち。アメリカの傍若無人ぶりを強烈に批判してるな。エンドロールでもおかしかったのが、アメリカさんは自分らのやり方しか気にしてないってこと。ドツキ方がスマートかどうかって、湾岸戦争の時の砂漠の嵐作戦とかネーミングに力を入れるのと同じやんか。
日本人の愚かさとアメリカ人の裸の王様ぶりを表現した映画だから、海外でも評価はおもろいかもしれへんな。
ただ映画の基本、カメラワークやら編集方法については、素人くささはあったかもしれへん。ここが仏の記者がボロカス書いた部分かも知れへんな。
この映画で松本本人が、単純に笑わせようとしたのかが疑問やな。俺が受け取ったのは、俺の普段の不満はこれだぜ!笑いもつけとくぜ!っていう映画かなあ。
あの松本人志が!10億の制作費で!初監督作品!北野武と公開次期がいっしょ!カンヌにも出品!!!
これだけで情報多すぎ。勝手に固定観念持ちそう。
情報なしの「無」で見た方がいい映画やな。
posted by さくぞー at 03:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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