ええやんか、これ。
『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』のように、フラダンス素人たちがうまくなっていくだけのサクセスストーリーかと思ってたけど、それにうまくプラスアルファされてたと思う。
それは彼女たち(フラガール)にとってダンスが”仕事”であり、”生きていくこと”だったこと。
真剣味というか切実さが良かったと思うねん。
単なるお涙頂戴になりそうなしずちゃんの父親のシーン。
ダンスを遊びでやってないと見えてきたら泣けてもた。親の死に目にあわれへんのは最大の親不孝やけど、仕事に生きる、ここで頑張らないと未来がないという強い思いが伝わってきて泣けてもた。
きっと炭鉱夫のオッサンたちもそうやって生きてきたんやと思う。それが女性になっただけ。見た目は笑って楽しそうに見えるダンスも、キツイキツイ炭鉱の仕事と同じ。仕事なんやから私生活を犠牲にするこもある。心はボロボロでも顔は笑顔で踊らなあかん。実話だけに余計に重く突き刺さってきたわ。
蒼井の親友が高校に行ってなくて家の面倒見てたり、新しい炭鉱を求めて夕張に行ったり、落盤事故があって家族が死んだり、そんな過酷な人生の中で懸命に自分で考えて自分で生活しようとする人たち。
背景を考えただけで涙の量が増えた。
最後は、圧巻のダンスシーン。すごい。すごすぎ。
ダンスシーンでここまでゾクゾクきたのは初めてかもしれへん。

